劇団自由人会 〒655-0047 神戸市垂水区東舞子町7-17 ゴールドウッズ舞子ビル4F TEL.078-784-3701
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●劇団自由人会公演
 ふることふみ
    
―国生みのものがたり―

1300年の時空を越えて
  今甦る、愛と冒険の物語


作:ふるかわ照・吉田業
演出:ふるかわ照
ふることふみ
2012年8月31日(金)
兵庫県立芸術文化センター 
        (阪急中ホール)
開演・14:00/18:30 2 回公演
入場料/  一般:前売A席2,500円
           S席3,500円
   中・高校生:前売A席2,000円
           S席3,000円
※当日500円増
   
2012年9月20日(木)
堺市民会館
   (浪速高等学校・中学校鑑賞会)
 
2012年10月13日(土)
淡路夢舞台 野外劇場
開演・18:30 
入場料/  一般:前売 3,500円
   中・高校生:前売 3,000円
※当日500円増
なぜ、いま、古事記を舞台化するのか?

 最近、パワースポットという言葉が流行し、運気を上げたり、願い事をかなえてくれるという鎮守の森や神社に参拝する若者が急増しています。
 やや、占いやマスコミの先行のきらいもありますが、今、若者達は長く続く不況や就職難、そして日本各地で起こる大災害など、人々の心の荒廃がそのような神頼みの現象を生んでいるのかもしれません。でもその現象は、神社に参拝し自らの心をみつめることにより、本当の自分さがしのきっかけになるのではないかと考えます。又、古代の人々は自然こそ神々であると信じてきました。自然を恐れ、その力をあがめ、自分達の上に在るものとして身を謹んできました。今「人間は、自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」という“いきる”原点に立ち返ることが、これからの日本の将来を担う若者達には必要な考えではないでしょうか。その際に必ずや「古事記(ふることふみ)」は力になると確信しています。(劇団自由人会・制作班)
●ふることふみ STORY
【第一幕】
 混沌としていた宇宙が天地に分かれさらに神々が次々と登場するところから物語は始まります。
 高天原から地上に降りたイザナキとイザナミノ命は次々に大地に神々を産んでいきます。しかしイザナミノ命が火の神を産んだ時、大火傷が元で彼女は亡くなってしまいます。
 我が子に殺された妻の死を嘆き悲しみイザナキは黄泉の国に赴きます。しかしそこで見たものは、すでに黄泉の国の住人となった変わり果てた妻の姿でした。結局逃げ出したイザナキは禊ぎによってアマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴子を誕生させます。
【第二幕】
 母恋しと泣くスサノオは高天原に乗り込み、それを警戒する姉アマテラスの前で誓約をすることになります。
 実の姉でさえ自分の心を理解してもらえないスサノオは、人のいやがる乱暴をはたらき、とうとう高天原を追い出されてしまいます。そんな孤独な心に一条の光を与えたのは、美しいクシナダ姫でした。
 地上を荒し、娘を食う怪物、ヤマタノオロチを退治すれば、クシナダ姫を妻に迎えることができる約束をし、スサノオはクシナダ姫との愛を手に入れる為、勇敢に立ち上がります。

 劇団自由人会公演「ふることふみ」は、国生みからスサノオの愛と冒険の物語を舞台装置だけでなく音楽と照明のコラボレーションでスペクタクルな世界へとご招待します!。
お誘い合わせの上、是非ご覧ください!。
<STAFF>

作・・・・・・・・・・ふるかわ照(国生み編)
           吉田業(須佐之男編)
演出・・・・・・・・・ふるかわ照
演出助手・・・・・・・高田三郎
舞台監督・・・・・・・長島充伸
美術・・・・・・・・・那須徹哉
照明・・・・・・・・・堀野賢一
           井上慎弥、霜方幹也 その他
音楽・・・・・・・・・木村知之
音響・・・・・・・・・伊田洋海
衣裳・・・・・・・・・岡田文絵
ヘアメイク&アクセサリー制作
WmWm(上田佑・中村和似・高崎志保利・谷山加奈子)
ウイッグ制作
iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA(長田浩典)
振付・・・・・・・・・吉田裕美
殺陣指導・・・・・・・唐木太
大道具・小道具・・・・JSC
           三村省三、柏木美悠、その他

台本監修・・・・・・・伊弉諾神宮宮司 本名孝至
企画アドバイザー・・・賀茂神社禰宜 平田滋
           琴奏者    大歳久美子
           兵庫県立青雲高校教頭 投石文子
           神戸女子大学教授  鈴鹿千代乃
           株式会社夢舞台地域振興部長
                      松林眞弘

写真撮影・・・・・・・倉橋純一
チラシデザイン・・・・立花裕介
制作・・・・・・・・・劇団自由人会

<CAST>

イザナキ・・・・・・・・・・・・・・・・・人見達志
イザナミ・・・・・・・・・・・・・・・・・山本愛子
稗田阿礼(ヒエダノアレ)・・・・・・・・・森もりこ
太安万侶(オオノヤスマロ)・・・・・・・・平野拓
天の声・・・・・・・・・・・・・・・・・・松村建也
天児屋命(アメノコヤネ)・・・・・・・・・松田光寿
天宇受賣命(アメノウズメ)・・・・・・・・西山まき
愛比売(エヒメ)・・・・・・・・・・・・・真山ゆかこ
火之迦具土(ヒノカグツチ)・・・・・・・・橿本恵子
天照大御神(アマテラスオオミカミ)・・・・覚道沙恵子
月讀命(ツクヨミノミコト)・・・・・・・・那須空次
建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)野間信二
櫛名田姫(クシナダヒメ)・・・・・・・・・髙木美帆
思兼神(オモイカネ)・・・・・・・・・・・東山三六
手力男命(タジカラオ)・・・・・・・・・・唐木太
手名椎神(テナヅチ)・・・・・・・・・・・黒木保子
足名椎神(アシナヅチ)・・・・・・・・・・大重博光

官吏(巫女)・・・・・・・・・・・・・・・・達下英代
                     中夜美沙都
椎日女尊(ワカヒルメ)・・・・・・・・・・西夢美
商人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坂倉虎一
                     芝田祐輝
                     平田涼
女神(タキリビメ)・・・・・・・・・・・・西田咲
女神(イチキシマヒメ)・・・・・・・・・・平山陽菜
女神(タキツヒメ)・・・・・・・・・・・・平山菜桜
子供神(アマツヒコネノミコト)・・・・・・・萩原瑞樹
                     尾方伸也
                     各務太一
                     大野智裕
                     竹内迪洋
兵士・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岩橋希
                     大川湧己
                     曽根満宏
                     田中智大
                     大西真央
                     仲曽聡恵
                     北山真璃子

高天原の神々、予母都志許賣達
橋口雄太、十河尭史、増本匡将、、山木航太、中村寛己、國森蒔穂、大西真由

女声合唱団グレイセス神戸
渡辺成子、渡辺愛音、網﨑郁子、斎藤恵子、杉谷信子
角尾てるみ、田中麻美子、都司充子、永井満恵、西岡裕子
西林佳代、松尾雅子、柳澤知子、伊藤稔子、佐藤寛子
島友美、杉野弘子、竹内幸子、中嶋康子、丸山由起子
三不奉子、山田多佳子、庄野絹代、石上順子、川口るみ子
谷口恭江、寺岡寿美代、広瀬美鈴、森松洋子
人間は、くりかえすようだが―
自然によって生かされてきた。
古代でも中世でも自然こそ神々
であるとした。
歴史の中の人々は自然を恐れ
その力をあがめ自分たちの上に
あるものとして身を慎んできた。
「人間は、自分で生きているのではなく、
大きな存在によって生かされている。」
この自然への素直な態度こそ
二十一世紀への希望であり
君たちへの期待でもある。
そういう素直さを君たちが持ち、
その気分を広めて欲しいのである。
そうなれば、二十一世紀の人間は
より一層自然を尊敬することになるだろう。
そして自然の一部である人間同士
についても、前世紀にもまして
尊敬し合う様になるに違いない。
そのようになることが、君たちへの
私の期待でもある。

「二十一世紀に生きる君たちへ」より
司馬遼太郎

兵庫県立芸術文化センター】阪急「西宮北口」駅下車すぐ
淡路夢舞台 野外劇場
「JR舞子」から徒歩で「高速舞子バス停」乗車→「淡路夢舞台」下車。
制作発表会の記念写真
読み合わせ稽古
舞子稽古場も熱気高まり
音楽担当の木村氏
ヘアメイク担当の長田氏
チラシデザイン担当の立花氏
淡路島にて稽古合宿