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物語

 文久3年4月
 勝海舟は徳川14代将軍家茂に海軍操練所の必要性を建言し、家茂の直裁によって、「神戸海軍操練所」を開設する任を命じられることとなる。しかも神戸海軍操練所は江戸の軍艦操練所付属機関ではなく独立機関とする家茂の決裁を取り付けることにも成功した。優れた海軍技術を身につけ海外の侵略から国を守るのが操練所開設の名目であったが、既に幕府の瓦解を予見していた勝は、さらに壮大な狙いを持っていた。それは、日本の社会の仕組みを変え、幕府や諸藩の垣根を取り外し、能力ある若者に力を発揮させる場を作ることだった。その為、勝は必ずしも幕府に忠誠ではない思想を持つ土佐勤王党や脱藩した志士らまで受け容れた。
 元治元年五月
 勝は軍艦奉行に昇進。操練所は独立の機関として神戸の地に呱々の声をあげたのだった。日本の未来を信じて勝の思想のもと一丸となった操練所生らだったが、勝が広く門戸を開けば開くほど、皮肉にも幕末の動乱は彼ら操練所生を否応なしに巻き込んでいくのだった。
始まりはここから

 神戸開港150周年。
 私たちは今、幕末の神戸で青春の息吹を発した若者たちの芝居を立ち上げようとしています。
 その頃まだ草深い寒村でしかなかった神戸村に、勝海舟は幕臣や諸藩という身分差を問わず、何事かを成し遂げようと意欲に燃える若者たちを集め、国作りを始めました。坂本龍馬、陸奥宗光、伊東祐亨、佐藤政養等今後の日本国をしょって立つ若者たちは立ち上がります。

「これからの時代は、国内で権力争いをしていては駄目だ。外国の事情を理解し、日本の夢と希望をこの海軍操練所に託そうではないか!」

と、新しい時代をみつめる若者たち。有名無名の若者たちが集い、ぶつかり合い、泣き、笑い、夫々の人生の原点となった場所。ここから彼らの夢とロマンは始まります。

 今、私たちは彼らの熱き魂をどう引き継いでいくのか・・・。

 神戸開港150年という節目の年にふさわしい、神戸の地からの発信です!